GENELEC 8010Aスタジオ・モニター(テレビスピーカーに是非!!)

あらゆるスタジオで採用されているモニタースピーカーの代名詞「GENELEC」その中でも一番コンパクトな8010Aを購入しました。きっかけは、テレビ用のスピーカーを探して右往左往していた時、「スタジオクォリティのスピーカーを使えば高音質に楽しめるんじゃないか?」と思ったためです。価格は1本43000円前後です。Amazonではペア85000円程度で販売されています。

元箱(MADE IN FINLAND製!!)
箱の中に白い箱が入っている。スピーカーは1箱に1本入っているため、ステレオで使うには2本必要です。

GENELECとは

GENELEC(ジェネレック)は、フィンランド、東スオミ州、北サヴォ県のイーサルミ(Iisalmi)に本社を持ち、1978年に設立された音響メーカー。プロフェッショナル・モニタリング・システムまたはホーム・シアター向けのカスタム・インストール・システムなどを設計及び生産している。ホーム・シアター分野の製品も展開し、その拠点としてアメリカのマサチューセッツ州にGENELEC Inc.を置き、コンシューマー向けの製品も取り扱っている。(Wikipediaより引用)

スペック

こちらをご参照ください。

https://www.genelec.jp/sites/default/files/media/Studiomonitors/8000SeriesStudioMonitors/8010A/8010a_opman_jp.pdf

外観

8010AはGENELECの中でもクラシックシリーズという位置づけで展開されており、価格はエントリークラスですがパーツは一級品を使っています。例えばエンクロージャーはアルミ・ダイキャストが採用されており、とても頑丈で、振動を生じさせない構造になっております。これが1本4万円で買えるクォリティーとは思えません。

ユニットは、ウーファー3インチ + ツイーター3/4インチ・メタル・ドーム が備わっており、こちらはパワードスピーカーのためアンプ(ウーファー25 W + ツイーター25 W)もついています。コンパクトながらも大径のユニット&パワーのある音が楽しめます。

フロント(電源が入ると右下のランプがグリーン色に光る!)

8010Aは、プロフェッショナルらしい考え込まれた技術がたくさん組み込まれています。DCWテクノロジーMDEテクノロジーレスポート・デザインルーム・レスポンス補正などがあり、この説明だけでも音に対してのクォリティーが高いことが分かるかと思います。

背面(電源ボタンやDB調整などの調整箇所がある!)

付属品は説明書各種、Iso-pod、電源ケーブルになります。

説明書各種には操作手順(外国語)、操作手順(日本語)、ありがとうレター、安全上の注意になります。その中でも操作手順を一読すれば、8010Aの機能がすぐに分かり設置方法も記載されているので大変便利です。

説明書各種

電源ケーブルは白いです。スピーカーの色を白で選択しましたので白となっております。黒を選択すれば黒い電源ケーブルが付属します。

電源ケーブル

Iso-Podと呼ばれる角度を3段階に変えられるスピーカースタンドです。不要な振動を抑えながらもリスニングポイントに合わせて調整できるので大変便利な代物です。

Iso-Pod

裏面に電源ケーブルとXLRケーブルを接続する箇所があります。

裏面

視聴機の紹介

フロントスピーカー:GENELEC 8010A ペア
テレビ:TOSHIBA REGZA 55X930
STB:APPLE APPLE TV 4K 64GB



なお、プリアンプはテレビからのボリュームを使いますので、テレビ音声出力端子に3.5mmステレオジャック⇔XLRの変換ケーブルを用意しました。

視聴レビュー

『うらみちお兄さん』
第1話 うらみちお兄さん(Amazonprime video)
教育番組の体操お兄さんが主人公のアニメーションです。ハートフルな作品と思いきや、大人の事情や毒舌が飛び交うなんとも言えない作品です。

OPから見たところ、テレビのボリュームをプリアンプとした音とは思えないハイクオリティな音がでてきました。パワードスピーカーらしい瞬発力があって、音がスピーカー離れよく、しっかりとなってくれます。

音色はプレーンなニュートラルでスタジオモニターらしいのは特徴ですが、変な色付けのあるスピーカーを選ぶよりかは何倍もマシでキレイなピラミットバランスが再現されます。

劇中ではうらみちおにいさんがコミュニケーションしているシーンが多くあります。そのセリフ一つ一つが明瞭でとても聞きやすいです。この聞きやすさはサウンドバーでも再現可能ですが、声のボディー感が物足りなく感じます。特に同価格帯である8万円クラスでは再現がとても難しいです。さすがスピーカーといった所です。

『怪盗』
back number (Amazonmusic)

こちらも同様にテレビのボリュームをプリアンプとした音とは思えないハイクオリティな音がでてきました。男性ボーカルの太い声が良く通り、バックバンドがやや3Dになってくれます。歯切れ感もバッチリです。

次にnewprimeのIDA-9をプリアンプとして使い、テレビから音声をコアクシャル接続で出力させました。

『うらみちお兄さん』
第1話 うらみちお兄さん(Amazonprime video)

先程と同様にOPから見たところ、もう1段階上を行くクォリティの音がでてきました。基本的なポテンシャルは先程と同様ですが、プリアンプIDA-9の持ち味である音の柔らかさと音楽性が追加され、より表現豊かなOPになりました。全体的な音の押し出し感も良くなりボリュームも上がった印象です。

劇中、うらみちお兄さんのセリフもさらに良くなり、声に温かみと艶っぽさがでてきました。プロフェッショナル用途で使われるパワードスピーカーにこのような、ピュアオーディオのプリアンプを使うことで、良いバランスになること、これこれでアリだと思いました。

『怪盗』
back number (Amazonmusic)

これを比べるのはどうかと思いますが、やはりプリアンプあってならではの表現です。単純な8010Aのポテンシャルだけではなく、音の柔らかさや艶っぽさが良く表現され音楽を聞いていて楽しくなります。

総評

テレビに8010Aを導入するのはアリです。サウンドバーのようなドルビー系の音は得られませんが、単純な音の良さはこちらが上です。ぜひ、テレビ用のスピーカーで迷っていられる方がいればご購入ください。

西園寺 正太郎

商業サイトでレビュー記事を書くようになりブログを立ち上げました。好きなジャンルはオーディオとファッション、食べ物はアジの酢〆と土佐醤油

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