モニターオーディオのスピーカー「Silver 100」

「同じ床面積ならフロア型を購入した方がいい。このようなセリフはもはや過去のものです。ブックシェルフのサウンドが好きだからあえて選ぶ。そういう声も増えています。一昔前に比べて小型ユニットの性能は飛躍的に進化し、もはや低域再生能力をスピーカーの姿で想像できる時代ではなくなりました。」(引用:説明ページ)

このセリフがたまらなくカッコいいです。さすがオーディオ文化の栄えているイギリスという感じがします。今回、ブックシェルフタイプのスピーカー「Silver 100」が手に入ったのでレビューしてみることにしました。

仕様

■形式:2-way・バスレフ型
■ユニット:25mm Gold dome C-CAM ツィーター×1
      200mm C-CAM RST Bass/Mid ドライバー×1
■周波数特性:40Hz – 35,000Hz
■クロスオーバー周波数:2,800Hz
■能率:88dB(1W@1M)
■インピーダンス:8Ω
■許容入力:120W
■推奨アンプ出力:40 – 120W
■寸法:H375×W230×D300(D329 突起部含む)mm
■重量:9.3Kg/台
■備考:バイワイヤ対応スピーカーターミナル

引用:商品ページ

外観

フロントです。お色は全6色です。私が選んだのはRN(ローズナット)で落ち着いた雰囲気がとても良いです。

ツィーターは25mm Gold dome C-CAMが採用されております。

ウーファーは200mm C-CAM RST Bass/Miが採用されています。ツィーターもウーファーもモニターオーディオの代表的なC-CAMが採用されており、これらのユニットを背面からネジで固定しています。

サイドです。木目調がとてもきれいです。

背面です。バスレフポートとバナナプラグ対応のスピーカーターミナル、フロントユニットを支える六角ネジ穴が2つございます。

購入時はスピーカーターミナルのバナナプラグを差し込む部分にはプラスチックのキャップがついています。これは中々外しにくいのでおススメのペンチのAmazonリンクを入れておきます。

サランネットはもちろんマグネット式です。

このほかに説明書とポートプラグ、保証書がつきます。

視聴機の紹介

USB DAC内蔵プリメインアンプ:Marantz AMP1
スピーカー:MONITOR AUDIO SILVER 100
スピーカーケーブル:inakustik EX-AA195C
スピーカーケーブルプラグ:Nakamichi バナナプラグ

MONITOR AUDIO
¥268,000 (2024/04/23 01:09時点 | Amazon調べ)

視聴レビュー

『満月をさがして「Love Chronicle-2021 Version-」』myco
※PCよりUSB DACを使ってYouTubeより視聴

女性ボーカルの曲です。
ブックシェルフスピーカーとしてはサイズが大きいため、トールボーイに匹敵するようなパワフルな押し出し感がたまりません。音も太く、声や楽器のキレが良く解像度感もあります。それでいて音を過剰に作ることもなく使いやすいスピーカーと感じました。

『フライディ・チャイナタウン 』May J.
※PCよりUSB DACを使ってYouTubeより視聴

泰葉のカバーソングです。
バックミュージックのハイテンションサウンドが好印象です。ボーカルはキレッキレで聞いていていとても楽しいです。艶っぽいとかボーカルが滑らかとかそんな印象はなく、やや雑っぽさはあるものの、逆にそれが良いのです。なんかしっくりくるのです。音をスピーカーでピカピカに磨きすぎずちょうどよい塩梅が仕上がっています。
※あくまでスピーカーの話ですよ。ボーカルはめちゃ最高です。

『機動戦士ZガンダムII』第28話「ジュピトリス潜入」
※PCよりUSB DACを使ってYouTubeのガンダムチャンネルより視聴

最初のガンダムのロボットがビームを撃った瞬間に盾で攻撃を防ぎ爆破するシーンですが、爆風の広がりがしっかり出ており、出るところはきちんと出るスピーカーという印象でした。セリフの質感もキレがあり雑味もありますが力強くこちらも好印象です。モニターオーディオでサラウンドを組んでみたくなりました。

マランツのAMP1の設定で視聴時はS.Directをオフにしましたが、こちらをオンにすると音が滑らかになるようです。よりピュアオーディオ寄りになるといったところでしょうか。フィルターは二つあり、1が歯切れがよく2が滑らかになります。個人的にはS.Directはオフでフィルター1が使いやすいと思いました。

監督:富野由悠季
¥15,573 (2024/04/23 01:11時点 | Amazon調べ)

総評

キレッキレでパワフルなサウンドはさすがモニターオーディオです。
もしかすると好みは分かれるかもしれませんが、組み合わせしやすいスピーカーの一つかと思います。

マランツのAMP1でも十分に鳴ってくれますが、もう少しパワーのあるアンプと組み合わせると、さらに化けそうなスピーカーです。プリとパワーを分けた構成で鳴らすと、きっと懐の深い音になるんでしょう。コスパの良いスピーカーかと思います。

MONITOR AUDIO
¥268,000 (2024/04/23 01:09時点 | Amazon調べ)

商業サイトでレビュー記事を書くようになりブログを立ち上げました。好きなジャンルはオーディオとファッション、食べ物はアジの酢〆と土佐醤油

西園寺 正太郎をフォローする
スピーカー

コメント