CLASSE(以下、クラッセ)のSACDプレーヤーが手に入りましたので買ってみました。ちなみにクラッセは1980年にカナダで創業したアンプメーカーです。
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スペック(SPECIFICATIONS)
Main Unit Dimensions
Width: 17-3/8” 44.1cm
Height: 4-3/4” 12cm
Depth: 15” 38cm
Weight: 13.6kg 30lbs
Analog Output Voltage (Full scale)
Balanced:2.2Vrms
Un-balanced:1.1Vrms
Digital Outputs:
1 – SPDIF (RCA connector)
1 – AES/EBU(XLR connector)
Outputs can sample
rate convert to 44.1 kHz,48 kHz, 88.2 kHz, 96 kHz,and 192 kHz.
Outputs do not functionwhen playing a SuperAudio CD.
※すべて取説より引用
外観
OMEGA SACD1の後継機となったのがこのSACD2。形状は前モデルと似ていますが顔つきがちょっと変わりました。
※このモデルはあまり情報が残っていないため主観でコメントします。
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天板は3点構成となっており、アルミの削りだしのような素材で高級感があります。制震性も良さそうです。
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左上に「CLASSE」というブランド名がカッコイイ!!
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サイドもアルミのような素材です。
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出力はバランス/アンバランスおよびデジタルがあります。単体のSACDプレーヤーとしてもトランスポートとしても使えます。
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この年代では珍しい、アンバランスがロジウムメッキ端子になっています。最近ではMarantzのSA-10などで見かけます。
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電源ケーブルは汎用品のように見えますが、極太タイプなので音が良さそうです。
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リモコンもアルミ削り出しのような素材で高級感があります。電池の入れ方は背面ネジを外して中を開けます。(単三電池×2)
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クラッセの説明書
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ディスクトレイを開けた様子。ドライブのピックアップレンズはソニー製。この頃のCDプレーヤーはソニー製が多かったと思います。
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フロントパネルで再生、停止、スキップ、レイヤーチェンジが行えます。それ以外はリモコンでの操作となります。
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SACD2はデジタルフィルターが採用されており、48kHz/24bit、88.2kHz/24bit、96kHz/24bit、192kHz/24bitにアップサンプリングが可能となっております。
視聴機の紹介
AVアンプ:YAMAHA RX-A8A
CDプレーヤー:CLASSE OMEGA2
スピーカー:DENSO TEN TD712zmk2
試聴レビュー
『WHITE ALBUM2 ORIGINAL SOUNDTRACK~encore~』
トラック1:Twinkle Snow
オリジナルソングで女性ボーカルです。
レンジが広く上下左右に余裕のある鳴りっぷりはスピーカーの背景にサウンドステージがあるように錯覚してしまうほどです。とても感動的で歌の世界に浸ります。
音は全体的にクールな印象なのでボーカルもクールな傾向になります。
ただ、このOMEGA2の良い所として、音自体は柔らかいのでとても聞きやすいです。
低域や高域を特徴的に出すようなSACDプレーヤーではありませんが、バランスはとても良いです。さすが100万円超えのSACDプレーヤーです。
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『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cute jewelries! 003』
トラック5:女の子は誰でも
カバーソングで、女性ボーカルです。
ボーカルが前面に出てくる音源はボディ感をソースに含まれている深い所をきちんと描いて鳴らしてくれます。ノイズが少なく、音がすべて消えたタイミングからの発声はとても驚き、気持ち良いです。
OMEGA2はデフォルトで44.1kHzですが、解像度を上げたい場合は最大192kHzまで対応してくれます。この年代のアップサンプリング機能はどちらかと不自然さが目立つのですが、このOMEGA2はそこまで感じることなくあげられます。中々優秀で、こちらの音源は192kHzまでアップサンプリングして聞きましたが、曇っている部分がより鮮明になり曇っていたレンズもより透明になりました。もちろん好みにもよります。
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総評
やっぱり100万円越えのSACDプレーヤー。音に対するデメリットがまるでありません。中々中古市場には出てきませんが、相場が30万円程度なのであれば買ってみると良いと思います。ただし、ピックアップレンズが手に入りにくくなっているので、壊れた時のメンテナンスをどう考えるかが鍵になりそうです。でも音が良いので最高です。
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