偶然ショップで見つけたD-06、値段も安かったのでレビュー用に買いました。
スペック
再生可能ディスク | 2チャンネルSACD、CD |
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アナログ出力 | アンバランス 1系統、バランス 1系統 |
デジタル出力 (44.1kHz、CD/CDレイヤーのみ) | 同軸 1系統、光(TOS-LINK)1系統 |
デジタル入力 (32, 44.1, 48, 88.2, 96kHz対応) | 同軸 1系統、光(TOS-LINK)1系統 |
出力電圧 / 出力インピーダンス | アンバランス:2.5V/300Ω、バランス:2.5V/600Ω |
周波数特性 | CD:5Hz~20kHz(-0.4dB)、SACD:5Hz~50kHz(-3dB) |
全高調波歪率 | 0.0014%(CD時)、 0.0017%(SACD/DSD時)、 0.0007%(SACD/PCM時) |
S/N比 | 124dB(CD時)、104dB(SACD/DSD時)、120dB(SACD/PCM時) |
付属装置 | [フロントパネル] 電源オペレーションスイッチ、プレイキー、ポーズキー ストップキー、 トラック送り/戻しキー、ディスク・イジェクトキー デジタル入力切替、デジタル出力ON/OFF、 DSD/PCM切替 SACDレイヤー切替、FLディスプレイ、ディスクトレイ[リアパネル] 入出力端子、ラインフェーズ・センサー、ACインレット[リモコン機能](本体に搭載されているすべてのスイッチ機能の他に) 表示ディマー、 曲順プログラム/ランダム/リピート、テンキー ズーム表示、時間表示切替 |
付属装置 | [フロントパネル] 電源オペレーションスイッチ、プレイキー、ポーズキー ストップキー、 トラック送り/戻しキー、ディスク・イジェクトキー デジタル入力切替、デジタル出力ON/OFF、 DSD/PCM切替 SACDレイヤー切替、FLディスプレイ、ディスクトレイ[リアパネル] 入出力端子、ラインフェーズ・センサー、ACインレット[リモコン機能](本体に搭載されているすべてのスイッチ機能の他に) 表示ディマー、 曲順プログラム/ランダム/リピート、テンキー ズーム表示、時間表示切替 |
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ディスクドライブ・メカニズム | LxDTM |
DAコンバーター | バーブラウン PCM1792A(モノラルモード)×2 |
出力アンプ回路 | 完全バランス・高音質ICバッファー |
電源電圧 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 24W(電気用品安全法)、1W(スタンバイ時) |
外形寸法 | 440(幅)×133(高さ)×410(奥行き)mm (奥行きは端子、ノブを含まず) |
重量 | 15.5kg(本体) |
付属品 | リモコン(RD-14)、電源ケーブル(JPA-10000) |
※規格および外観は予告なく変更することがあります。[フロントパネル]
電源オペレーションスイッチ、プレイキー、ポーズキー
ストップキー、 トラック送り/戻しキー、ディスク・イジェクトキー
デジタル入力切替、デジタル出力ON/OFF、 DSD/PCM切替
SACDレイヤー切替、FLディスプレイ、ディスクトレイ
開封時の様子
視聴機の紹介
試聴レビュー(CDプレーヤー)
『Heart of Magic Garden2』
トラック3:TRUE/UNISONIA(TVアニメ『バディ・コンプレックス』OPテーマ)
最初の1秒で音場の広さに驚いた。ボーカルの癖になるような解像度ある艶っぽさが良かったです。真ん中から後半にかけて、徐々に迫ってくるバックバンド、特に弦の力強さが感じました。ややレコードを聞いているようなアナログ感が感じられました。
トラック10:μ’s/Snow halation(『ラブライブ!』μ’sセカンドシングル)
ここでは、音の分離感について見ました。ミューズという9人のメンバーで歌っている曲ですが、それぞれの表現がしっかりと感じられました。しかも、数秒ごとに感じる演者の口使いにもしっかりと出てきます。この辺りはさすが「高級機」という傾向です。
『MASTER キートン オリジナル・サウンドトラック』
トラック1:キートン
最初の響くバスドラの抜け感は五臓六腑に染みわたります。アコーディオン?バンドネオン?の艶っぽさはここでも健在です。やはり中高域に独特の艶っぽさがでてきます。聞いていて気持ちいし、マスターキートンのストーリーが頭に浮かんできます。やはり音楽性があるCDプレーヤーです。
トラック7: 手探りから察して
ここでは音の伸び方を見ました。弦に余韻をかけたバックに声楽のようなボーカルが奏でてくれます。伸び方も最後の最後までしっかりと表現してくれます。心地よい音源はこのCDプレーヤー得意分野でしょう。
『エル・タンゴ ~ピアソラへのオマージュ2』
トラック6:インステッド・オブ・タンゴ
ピアソラの有名な曲です。バイオリン、バンドネオン、ピアノ、コントラバス、で構成されておりききごたえがあります。ホールの静けさがあり、なんだか乾いた空気の中にいるみたいです。ピアノのハンマーが弾いた弦の音、バイオリンのピッチカート、コントラバスの図太い低音、軽やかに表現するバンドネオンどれをとっても一級品です。このCDプレーヤーは独特の艶っぽさがあるので、案外邪魔しそうな部分でありますが、そんなことありません。艶を維持しながら楽器の音を表現してくれています。筆者もバイオリンを長年演奏しておりましたが、普通にバイオリンの音です。バイオリンをやっていたからこそですが、ここのバイオリン奏者の力抜きが上手いと思ったことや細かな技法まで伝わってくるようなイメージでした。
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』
こちらはSACDです。レコーディングが1958 and 1962でやや古いですが割合と良いです。正直SACDはやや力不足かもしれません。ややウォーム感が強いかもしれません。ただし静けさの表現が上手で、静けさの中にピアノとオケメンバーがいる感じです。分離感や広がり感は他の感想と共通して申し分ありません。
視聴レビュー(DAC)
トランスポートとしてBluesoundのNODE 2iを用意し、D-06にコアクシャルで接続しました。なおBluesoundのNODE 2iは小型ながら高音質なのでおススメな機種です!
CDを聞くよりもラックスマントーンが堅調に出ているようでした。
音源はAmazon Music HDを契約し、back numberの『怪盗』をチョイスしました。聴いてみると、中高域は良く出てくれますが、全方向にとはいきません。全部出そうと思いボリュームをあげると今度は音が固くなりやや使いにくい点でありました。特に最新の音源を聞くとその部分が出てしまい、音楽性を別として単純に音楽を聞くのならば安い製品を選んでも良いかもしれません。
ついでにDACにテレビを接続してネットフリックスを見ました。
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のアニメを見て思ったことは、やはり音楽用のDACは音楽用のDACということです。声がラックストーンになり、ちょっと聞いていて音楽を聞いている気分になります。こういう時はやはりAVアンプにかなわないと思いました。
総評
結局このCDPが向いてない人は、一時期はやった中高域に独特の表現、図太い音が気に入らないと向きません。しかしポテンシャルは高いので持っておいて損はないのが特徴です。ヤフオクの相場が25~26万円ですのでお買い得になっております。なお、後継機の06uはさらに音が変わりデジタル気質になっていますのでアナログ感を求めるのならばやはりこちらのモデルが望ましいでしょう!
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