2014年に発売されたHD-DAC1です。100万円クラスに投入するはずの技術がヘッドフォンアンプだったからという理由でマランツのノウハウがしっかり加わったモデル。DACはシーラスロジックの「CS4398」、フルディスクリート回路。独自の高速アンプモジュールHDAMといった中々素晴らしいモノが加わりコスパの良いモデルです。HD-AMP1に続いてこちらもレビューしてみました。

仕様
| アナログ出力 | |
|---|---|
| チャンネル: | 2チャンネル |
| 再生周波数範囲: | 2Hz~96kHz |
| 再生周波数特性: | 2Hz~50kHz (–3dB)(DSD モード、PCM サンプリング周波数:192kHz)2Hz~20kHz(PCM サンプリング周波数:44.1kHz) |
| SN比: | 110dB (可聴帯域) |
| ダイナミックレンジ: | 106dB (DSD/192kHz) (可聴帯域)101dB (44.1kHz) |
| 高調波歪率: | 0.0012% (1kHz, 可聴帯域) |
| アンバランス出力 | |
| 固定時: | 2.3V RMS (PCM)1.7V RMS (DSD) |
| 可変時: | 2.3V RMS (PCM)(最大音量/Gain:Low)1.7V RMS (DSD)(最大音量/Gain:Low) |
| ヘッドホン出力: | 800mW/32Ω (最大音量) |
| アナログ入力 | |
|---|---|
| 入力感度/インピーダンス: | 200mVrms/22kΩ |
| デジタル入力 | |
|---|---|
| 同軸出力(ピンジャック): | 0.5Vp-p/75Ω |
| 光出力(角型光コネクター): | –27dBm 以上 |
| USB (フロント): | USB Type A (USB 2.0 Full speed) |
| USB (リア): | USB タイプB (USB 2.0 ハイスピード) |
| 総合 | |
|---|---|
| 電源電圧/周波数: | AC100V、50/60Hz |
| 消費電力: | 35W(電気用品安全法による) |
| 待機時消費電力: | 0.3W |
取扱説明書より引用
外観
【フロント】

【トップ】

【サイド】

【リア】

【リモコン】

【電源ケーブル】

【音声/USB/リンクケーブル】

【説明書】

【その他】

視聴機の紹介
PAスピーカー:GENELEC G ONE
トランスポート:自作PC
視聴レビュー
USB-DAC
『BOW AND ARROW』米津玄師
TVアニメ「メダリスト」のオープニングです。
男性ボーカルです。
やや重厚感がありまろやかなストレートで音楽を鳴らしてくれます。
ボーカルやバックバンドを含めて全体的に粒が太く1音1音をゆったりと再現してくれます。
ボーカルは前に、バックバンドはうしろに音が流れ耳障りの良いサウンドも魅力です。
使いやすい1台だと感じられました。
『誰より好きなのに』古内東子
女性ボーカルです。
ボーカルが前にでてくるので聞いていて気持ちが良いです。
厳しいことを言うとゆったりと鳴らすイメージから分解力がやや物足りない部分もあります。
そこは個性だと感じられますがデスクトップでのサウンドでは十分でしょう。
あえて比較をしなければコスパの良い機種だと感じられます。
総評
十分に良いサウンドが楽しめます。
金額的にはお互い中古で買った場合10万円以下で揃えられます。
10万円以下という金額でこれだけのサウンドが再現されるのはコスパ良すぎだと感じられます。特にデスクトップ用として太いサウンドが欲しい人にとってはおススメな機種です。

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