アキュフェーズのD/Aコンバーター「DC-37」

2014年頃に発売したアキュフェーズのD/Aコンバーターです。希望小売価格60万円程度の高級D/Aコンバーターでしたが10年経過してから、40万円(中古)で入手することができました。かねてよりD/Aコンバーターといえどもプリアンプ機能が付いたモデルで気になっていました。早速試していきます。

仕様

ディジタル入力 HS-LINK コネクタ形状 :RJ-45
適合ケーブル :HS-LINK専用ケーブル
COAXIAL フォーマット :IEC 60958 AES-3準拠
適合ケーブル :75Ω同軸ディジタル・ケーブル
OPTICAL フォーマット :JEITA CP-1212準拠
適合ケーブル :JEITA規格光ファイバー
USB フォーマット :USB2.0ハイスピード
    (480Mbps)準拠
適合ケーブル :USB2.0タイプBコネクター付ケーブル
●サンプリング周波数 HS-LINK 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、
176.4kHz、192kHz、352.8kHz、384kHz
(各16~32bit 2ch PCM)
2.8224MHz、5.6448MHz(1bit 2ch DSD)
COAXIAL 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、
176.4kHz、192kHz(各16~24bit 2ch PCM)
OPTICAL 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
(各16~24bit 2ch PCM)
USB 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、
176.4kHz、192kHz、352.8kHz、384kHz
(各16~32bit 2ch PCM)
2.8224MHz、5.6448MHz(1bit 2ch DSD)
●D/Aコンバーター MDSD方式(DSD信号)
MDS++方式(PCM信号)
●周波数特性  0.5~50,000Hz  +0、-3.0dB
●全高調波ひずみ率 0.0006% (20~20,000Hz)
●S/N 119dB
●ダイナミック・レンジ 116dB
●チャンネル・セパレーション 117dB(20~20,000Hz)
●出力電圧・出力インピーダンス BALANCED : 2.5V 50Ω 平衡 XLRタイプ
LINE : 2.5V 50Ω RCAフォノジャック
●出力レベル・コントロール 0dB ~-80dB(ディジタル方式)
●サンプリング周波数/ビット数表示 2ch PCM 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、
176.4kHz、192kHz、352.8kHz、384kHz
0~32bit( 0:No data)
2ch DSD 2.8224MHz、5.6448MHz
1bit
●電源 AC100V 50/60Hz
●消費電力 10W
●最大外形寸法 幅 465mm × 高さ 114mm × 奥行 385mm
●質量 14.4kg

メーカーカタログより引用

外観

フロント

トップ

サイド

リア

電源ケーブル

視聴機の紹介

D/Aコンバーター兼プリアンプ:アキュフェーズ DC-37
スピーカー:GENELEC G ONE

視聴レビュー

『BOW AND ARROW』米津玄師
TVアニメ「メダリスト」のオープニングです。

ふわっとやさしくボーカルとバックバンドを鳴らしてくれます。
冒頭のイントロは耳障りの良い質感が心地よくボーカルが入ってくると鮮やかに再現してくれます。音数が増えてきても音のキツさがなく、分離感や音の広がりもよく、安心して使えるDACという認識を得ました。長時間のモニタリングには耳疲れが少ないので最適ではないでしょうか。

『シーズン・イン・ザ・サン』菊地真
-MAKOTO&HIBIKI COVER SUMMER SONGS-より

冒頭のバックコーラスが解像度が高く奥行き感があり聞きごたえがあります。
ボーカルに入ると前に迫ってくるようにリアリティあふれるならしかたをします。
極めつけは高域がどこまでも伸びてくれるように感じ、高域の天井がないような印象もあります。
さすがアキュフェーズのDACといったところです。

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総評

最初の第一声をきいたとき、ふわっとしてやさしいDACという印象があります。それでありながらも解像度や分離感が良く、音の広がりと奥行きも感じられる。高域はどこまでものびるのできいていてとても気持ちの良い音です。アンダー60万円以下なら最高のDACではないでしょうか。

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