nuprime STA-9をモノラルで導入してみた!

ハイコストパフォーマンスで有名なNuprimeのSTA-9ですが、今回2台導入しましたので簡単に紹介します。

購入価格はブラックが105,000円(税込)シルバーが98,000円(税込)です。双方ともに値上げ後の価格となります。

設置の様子

スペック

入力端子:RCA アンバランス x1 系統
XLR バランス x1 系統
スピーカー出力端子:バインディングポスト(Y ラグ, バナナプラグ対応)
出力:120W x 2 / 290W x 1 (4Ω)
入力インピーダンス:47kΩ
ゲイン:22
S/N 比:< -80dB(1W, 10W, 100W)
THD+N0.02% (Stereo) / 0.01% (Mono)
再生周波数帯域:10Hz – 50kHz
AC フューズ:3A スローブロー/250VAC
動作電圧:スイッチ切替え (115VAC/230VAC)
サイズ:H55 × W235 × D276 mm *端子、脚含む
重量 :4.8kg
仕上げ:高品位アルミニウム製 ヘアライン&アルマイト仕上げ
カラー:シルバー/ブラック
付属品:電源ケーブル
本体価格:¥126,500 台(税込)
カタログ:STA-9.pdf
取扱説明書:NuPrime -STA-9.pdf

外観

箱にはカラー写真のプリントがされており、なんかわくわく感があります。

箱を開くと説明書がでてきます。

説明書には細かく注意事項が書かれていますが、使い方にも注意が必要です。代理店から下記の方法を聞きました。ついでに書いておきます。

①プリアンプとパワーアンプを接続する

②電源ケーブルをコンセントに接続する

③プリアンプから電源を入れる

④最後のパワーアンプの電源を入れる

シルバーの外観はこんな感じです。

フロント
フロントドアップ、高級感がある塗装で、個人的にはブラックよりもシルバーの方が好みです。
背面

ブラックはこんな感じです。シルバーと比べて汚れが目立ちやすい。

フロント

プリアンプには同じシリーズのDAC-9を使います。

試聴機の紹介

スピーカー:DENSO TEN TD712zmk2(BK)

パワーアンプ:Nuprime STA-9(2台用意してモノラル駆動)

プリアンプ:Nuprime DAC-9

※自作PCからプリアンプのUSB DACを使って、AmazonMusic HDを視聴する。

試聴レビュー

『OVERS -Sora Amamiya favorite songs-』

トラック11:恋におちて -Fall in love- (作詞:湯川れい子 作曲:小林明子 オリジナル歌唱:小林明子)

アナログのアンプを聴いているかのような柔らかさがあります。特にボーカルの質感は解像度がありながらも図太くてパワフルな押し出し感がありました。

『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』

トラック3:サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

バイオリンのボディ感が伝わってきます。弦に弓を押し付ける強弱から、ピアニッシモからクレッシェンドにいく力強さが感じられ、STA-9を2台という構成ではありますが、D級アンプとは思えない印象でした。

『アルドノア・ゼロ オリジナル・サウンドトラック』

トラック1:No differences

低音の要素が強めでビートを刻む音源は身体の根底まで伝わってきます。STA-9をモノラルで使うことにより、アナログのアンプに近い印象があるので、とても楽しく聞くことができます。そして解像度もあるので、高域にかけるしなやかさはさすがという感じです。

総評

今回、STA-9を2台、モノラルで使ってみました。D級アンプなんだけど真空管のような音がする印象でした。とにかくサイズ感からは思えない「図太い」音がします。パワフルです。

このパワフル感が故に、SNの物足りなさを感じました。別にないわけではないけど”より欲しい”と思わせるような印象です。ワイドレンジ傾向につながるケーブル類をチョイスすれば改善はできそうです。

また1台のときより、パワフルな音にはなりましたが、音のフレッシュ感が無くなった気がします。この辺りもケーブルの組み合わせで何とかなりそうです。

つまり、素性がいいのでとても使いやすいアンプということでしょうか。1台あって損はないアンプかと思いました。

商業サイトでレビュー記事を書くようになりブログを立ち上げました。好きなジャンルはオーディオとファッション、食べ物はアジの酢〆と土佐醤油

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